金券はクレジットカードで購入する方法は少ないですが存在しています。
例えばカード会社が発行する「信販系商品券」やJR駅で購入できる「新幹線チケット」、Amazon上で購入できる「Amazonギフト券eメールタイプ」などもそうだね。
クレジットカードで購入できれば後払いでOKという利点もありますが、そのまま購入した金券を換金してクレジットカード現金化をすることも可能です。
この現金化を目的とする方も多いのではないでしょうか?
金券は高く売れるので購入さえできればクレジットカード現金化には打って付けのアイテムだな。
ところが、金券のクレジットカード購入には違法性があるのではないか、という声もよせられています。
こうした声の背景には「金券をクレジットカードで購入するとカードが止められてしまうことがある」ということがあると思う。今回はこの辺も解説していくヨ。
そこで今回の記事では以下の4点を解説しますので、ぜひ最後までお付き合いくださいませ。
- 金券のクレジットカード購入に関する法律
- 金券のクレジットカード購入は違法or合法?
- 金券のクレカ購入でカード利用停止?
- 安全な「クレジットカード現金化」方法
金券のクレジットカード購入は違法?関係する法律は・・・
クレジットカード購入に関係する法律から金券のクレジットカード購入が違法かどうか解説します。
カード取引といえば「割賦販売法」関係は?違法?
クレジットカードの取引を取り締まる法律として有名なのは「割賦(かっぷ)販売法」と呼ばれる法律です。
この「割賦販売法」は「クレジットカード」そのものについて定められた法律のことであり、割賦販売とはクレジットカードの支払い体系について定めたものです。
この割賦販売法の適用範囲には金券のクレジットカード購入時に利用する「ショッピング枠(買い物利用枠・残高)」もあります。
ですが、金券のクレジットカード購入は、この割賦販売法上では違法と定められていません。
というのも、そもそもこの割賦販売法の対象は「割賦購入斡旋業者(クレジットカード会社)」など業者側であるためです。
クレジットカードの利用者にはこの割賦販売法が直接適用されることはなく、当然金券のクレジットカード購入に関しても違法と定めているわけではなりません。
よって割賦販売法でも違法とは言えないといえます。
金券のクレジットカード購入で「詐欺罪・横領罪」が成立?
ネット上では「金券をクレジットカード購入したら、どうせクレジットカード現金化に利用するから詐欺罪・横領罪」という書き込みも存在しました。
まずそもそもクレジットカード現金化で詐欺罪・横領罪は成立しません。詳しくは割愛しますので以下の記事をご覧くださいませ。
また仮に違法であったとしても「金券をクレジットカード購入したから、その人は金券を違法に利用する」と断言することはあってはいけません。
これは「無罪推定の原則」といい、誰であっても有罪判決が確定するまでは犯罪者として取り扱われないことを意味しています。「疑わしきは罰せず」という言葉も有名ですね。
金券をクレジットカード購入したところでそれを違法に扱ったわけではありません。そのような方を違法と疑ってはいけないのです。
そのため、金券のクレジットカード購入で「詐欺罪・横領罪」が成立することはありません。
「現にクレカ購入可能な金券は多数存在している」=「合法」
現実に目を向けてみましょう。クレジットカード購入な金券は冒頭で紹介したようにいくつか存在しています。
金券のクレジットカード購入が違法というのであればこうした商品は店頭に並ぶことはありません。
もし違法なら、クレジットカードで購入できるAmazonギフト券を販売するAmazonや新幹線チケットを発行するJRにも責任が発生するだろう。
クレジットカード購入できる現実を考えれば問題ない。
このように金券のクレジットカード購入には違法性が認められない、ということが理解できたと思います。
金券のクレジットカード購入は違法ではないが”売るなら”注意
金券をクレジットカード購入したい方の中には、その金券を売ってクレジットカード現金化をしたい方もいるでしょう。
その際の売り方次第では違法となる可能性があるので注意です。金券の売り方が関係する法律といえば「古物営業法」は有名ですね。
古物営業法とは、中古品(古物)の営利目的の買取や出品などを規制する法律のことです。この法律では古物商(中古品に関するビジネス)を無許可で営んではいけないと定めてあります。
そのため、出品した商品が利益を発生させるような場合、「無許可営業」として扱われる可能性があります。
個人の転売ヤーなどが無許可で古物商を営業したとして違法性が議論されているな。
クレジットカード購入で金券を購入してもOKですが、クレジットカード現金化として金券を売るときは「購入価格より高値(利益が出る値段設定)」で売ってはいけません。
例えばフリマアプリなどで出品する場合に購入価格以上で売ってはいけない、というものだな。必ず値段設定は購入価格以下に設定して利益を出さないようにしよう。
普通の金券ショップやリサイクルショップなど買取業者で買取依頼する分には購入価格以下で買い取られることが多いので問題はないね!
金券のクレジットカード購入でカード利用停止になるワケ【違法だから?】
金券をクレジットカード購入しても違法ではありません。しかし、金券をクレジットカード購入するとカードを止められてしまうことがあります。
これが「違法性があるのでは?」と誤解を生む理由だろう。
クレジットカード現金化は違法ではなくても実はカード会社の「利用規約」で禁止されており、発覚次第、利用規約違反の制裁を受けます。
ただし、例え規約違反であってもそれを直接的に検出する術は存在していません。
なぜなら、カード会社は購入履歴から会員の購入した商品を知ることはできますが、その商品をどのように利用したのかまで知る由がないためです。
そこでカード会社は購入履歴に目を付け「現金化に利用される購入商品」をマークし、怪しげなカード利用があれば会員に利用履歴確認の連絡をとったり、信用がなければ即停止となります。
こうしてカード会社はクレジットカード現金化を検出しているんだ。だがあくまでも「推測」に過ぎない。
だから通常の買い物目的のカード利用であっても「この買い方は現金化的だ」とカード会社にみなされればクレジットカード現金化を疑われることもあるだろう。
違法性ない!カードも止まらない!金券でクレジットカード現金化のやり方
金券のクレジットカード購入は違法ではありませんでしたが、カード会社にクレジットカード現金化を疑われると厄介です。
カード会社の憶測を回避するためにも以下の4点には注意しよう。
- 合計金額が大きくなるような金額の金券を一度にクレジットカード購入しない
- 短期間で複数回金券をクレジットカード購入しない
- 金券は1ヵ月に1~3回、曜日をずらしてクレジットカード購入する(1ヵ月の累計目標金額を設定して分割して購入する)
- カード利用時にカード会社に利用店舗名が伝わるので、可能であれば異なる店舗を利用して金券を購入する
この4点を押さえて金券をクレジットカード購入するだけでリスクを抑えることができます。
結論:金券のクレジットカード購入には時間が・・・現金化専門サービスをおすすめ
金券のクレジットカード購入について様々な点から検証してきましたが、金券のクレジットカード購入には違法性がないということが分かりましたね。
ただし、カード会社ではクレジットカード現金化とみなされてしまうと少し厄介ということも分かりました。それを避けるためにも工夫が必要です。
しかし、金券のクレジットカード購入をカード会社にクレジットカード現金化とみなされないようにしようとすれば金券の購入には非常に時間がかかると思います。
もしクレジットカード現金化を目的としているのであれば別の方法も検討してみましょう。それが「クレジットカード現金化サービス」です。
このサービスであればネット上で指定された商品をクレジットカード購入し、そのまま即時買取してもらうことで現金を調達することができるサービスとなります。
この方法であれば最長でも1週間以内に指定した金額を現金化することが可能ですので、金券を利用してクレジットカード現金化するよりは良いでしょう。
金券をクレジットカード購入せずにクレジットカード現金化サービスを利用しよう!