クレジットカード現金化でカードが止まってしまうのではないかと不安ですか?結論から言えば「クレジットカード現金化をするとカードが止まる」というのは事実です。
ところがクレジットカード現金化は審査不要・利用条件なしで誰でも利用できる最後手段・・・。
「後はこの方法しかない」という場合、利用停止リスクが克服できるのであればその方法を知っておきたいところだ。
クレジットカード現金化の利用停止リスクを回避するためには、カードの利用停止リスクを取り巻く状況について理解を深めていきましょう。
クレジットカード現金化で利用停止になる理由と流れ、制裁措置
まずは基本的なところから押さえていきましょう。
クレジットカード現金化で利用停止になる理由
クレジットカード現金化でみなさんのカードが利用停止になる理由は単純で「カード会社の規約違反だから」です。
カード会社の会員規約で禁止されているから、規約違反を犯した制裁としてカードを止められてしまうわけだな。
例として、楽天カードの会員規約を見てみましょう。
会員は、現金化を目的として商品・サービス等の購入等にクレジットカードご利用可能枠を利用することはできないものとします。
引用元:楽天カード「カード会員規約」
このようにして、クレジットカードの現金化はカード会社の会員規約で禁止されているのです。
これは楽天カードに限らず、他のカード会社の会員規約でも同様であり、「現金化を禁止する項目のないクレジットカード」は存在しません。
クレジットカード現金化で利用停止になる流れ
クレジットカード現金化が規約違反だとしても、どうやってそれがカード会社に発覚するのでしょうか。
クレジットカード現金化発覚までの流れはカード会社が公表していないので予想するしかありませんが、おおよそは以下のような流れがあると思われます。
- STEP1クレジットカード現金化クレジットカード現金化をする
- STEP2カード会社が異常な利用に気づくカード会社のカード監視システムのプログラムで“異常”なカード決済購入取引が検出され、カード会社が気づく。いわゆる「査定業務」
- STEP3カード会員に確認の連絡を送るカード会社が電話でカード会員に「クレジットカード現金化をしていないか」確認する。直接聞かない(誘導尋問のような)可能性もある。
- STEP4カード利用停止と制裁措置会員に現金化が発覚次第、規約に基づきカード利用を停止。または当月利用分の全額請求などが有名。とりわけ急に使用状況に変化がある場合や過去に返済延滞の経験がある場合など経歴に問題がある場合、STEP3の確認を抜かして即時制裁措置となる可能性があるので注意
上記の流れでクレジットカードが利用停止になるものと思われます。
カード会社はカード利用履歴(購入履歴)を監視し、購入から逆算して現金化行為を割り出しているんだ。
「クレジットカード現金化を疑われた」という方も少なくない。詳しくは以下の記事をチェック!
カード会社による制裁措置には利用停止以外のものも?
実はクレジットカード現金化には「利用停止」以外のリスクもあるんだ。
クレジットカード現金化が発覚するとカード会社は以下のような以下のような制裁措置をとります。
第19条(カード利用の停止、会員資格取消し)
- 会員が、支払いを怠る等本規約に違反した場合、違反するおそれがある場合、会員のカード利用状況について、換金目的とした商品購入の疑いがある等不適当又は不審があると当社が認めた場合(中略)当社は会員に通知することなく次の措置をとることができるものとします。
(1) カードの利用断り。
(2) カードの利用停止(カードショッピングの全部又は一部の利用停止、カードキャッシングの全部又は一部の利用停止及びカード付帯サービス・機能の全部又は一部の利用停止を含む)。
(3) 加盟店等に対する当該カードの無効通知。
(4) 当社が必要と認めた法的措置。引用元:楽天カード「カード会員規約」
こちらは楽天カードの例ですが、カードの利用を断られたり、利用自体を止められたり、加盟店(カードが使える店舗)にカードの無効を通達するなどとしていますね。発覚次第、カードが利用できなくなります。
カードの利用停止以外のリスクもあるわけだな。
また、最悪カード会員の資格まで取り消される可能性もあります。
当社は、会員が次の各号のいずれかの事由に該当した又は当社が該当したと判断した場合、会員資格を取消すことができ、加盟店等に当該カードの無効を通知又は登録することがあります。
(中略)
(5)換金目的でカードを利用する等カードの利用状況が適当でないと当社が認めた場合。引用元:楽天カード「カード会員規約」
こうなると「強制退会」の名目で信用情報機関に情報が登録され、信用情報に傷がつきます。
このようにクレジットカード現金化による制裁措置は厳しいものとなっている。だがあくまでもこれはカード会社に発覚した場合のみ。
そもそもクレジットカード現金化は購入履歴から現金化行為を「推察」しているだけなので確かな根拠があるわけじゃないんだ。だから確認もせずにいきなりカード会社が制裁をとるリスクは小さい。
クレジットカード現金化の利用停止リスクは回避できる
クレジットカード現金化で利用停止になってしまう仕組みが理解できましたか?
カード会社は基本的にカード会員の利用履歴(購入履歴)から現金化行為を「推察」します。つまりクレジットカード現金化がカード会社に発覚するような「買い方」に原因があるのです。
リスクを回避するためには、カード会社に発覚しないような(クレジットカード現金化と疑われないような)カードの使い方を心がける必要があります。
まずは利用停止になりがちな方の特徴を知る
クレジットカード現金化で利用停止になりやすい方にはある特徴があります。いずれも「買い方」や「使い方」に原因があり、以下の通りです。
- 換金率の高い商品の短期間連続購入
- 換金率の高い商品の一括大量購入
- その他、説明がつきにくい不自然な買い方
- 以前と比べてカードの使用状況に変化
- 過去にカード利用代金の延滞の経歴あり
換金率が高い商品とは貴金属類や金券類、高級なブランドアイテムなどを指します。
これらはクレジットカード現金化に利用される傾向があるのでカード会社はそういった商品のカード購入をマークしているわけですね。
そしてカード会社は、換金率が高い商品を同一店舗から連続購入したりなど「日常的にあり得ない」不自然な利用に目を光らせています。
後で説明がつかないようなカードの使い方は控えよう。
その他にも、急激に換金率が高い商品ばかり購入するようになるなどカードの使い方が変わった場合、利用代金の延滞を繰り返している場合なども現金化を疑われやすくなる特徴です。
クレジットカード現金化を日常的にするのであれば、上記のような特徴にあてはまらない工夫が必要だな。
クレジットカード現金化で利用停止リスクを回避する方法【重要】
クレジットカード現金化の利用停止リスクを回避する方法は以下の通りです。
- (前提)利用代金の延滞はしない
- (可能な限り)換金率の高い商品の購入を避ける
- 換金率が高い商品を購入するのならば商品を1つ購入する毎に「別な店舗」を利用し、念のため「他の換金率が高い商品」を購入する
- カードの利用履歴を確認しつつ1取引毎に「購入意図」を用意しておく
利用停止リスクを回避するために、上記のような対策をとることができます。
まず前提として利用代金の延滞はしないことと、換金率が高い商品は極力購入しないようにしましょう。
しかしながら、クレジットカード現金化で換金率が高い商品を購入して換金することが効率が良いのも事実なので、仮に購入するのであれば、1回購入する毎に別な店舗を利用することをおすすめします。
事前に別の換金率が高い商品を候補としてあげておき、そちらをカード決済購入すると良いだろう。
金券類はある程度購入できる場所が決まっているので、ブランドアイテムを間に挟みつつ、多数のネットショップが商品を販売する「ネット通販」を利用すると良いかも!
1回購入する毎に店舗を変えることでカード会社は利用履歴から現金化を推察しにくくなります。
また1取引毎に「購入意図」を用意しておくことも重要です。もしカード会社から確認の電話が来ても「〇〇という意図で購入した」と弁明できるので必ず用意しましょう。
また決済代行業者と提携している「クレジットカード現金化サービス」を使うと、利用履歴上では決済代行業者名が記載されるので現金化が発覚しにくくなる!
現金化サービスを使った現金化ならバレにくいだろう。
クレジットカード現金化で利用停止=「違法」なのでは?
カード会社が会員規約でクレジットカード現金化を禁止する理由は定かではありません。筆者はヤミ金融のような反社会的な勢力に現金が流れなようにカードの現金化自体を禁止していると考えています。
カード会社系のWebサイトでクレジットカード現金化を「違法」と扱う記事が多いですが、実は違法性があるのは「一部の現金化業者」だけであり、現金化をする側に違法性を唱えるのは筋違いです。
おそらくは記事の制作者が誤解していたり、他の記事の内容に同調しているものと思われる。
クレジットカード現金化と違法性については以下の記事が詳しいよ!まずはチェックして、正しい法律の知識も身につけておこう!
まとめ:利用停止リスクを覚悟の上で・・・
クレジットカード現金化には利用停止のリスクが存在しています。ところがクレジットカード現金化は審査不要・利用条件なしで誰でも利用できる金策です。
消費者金融や銀行の融資が期待できない・間に合わないという方であればこのリスクを覚悟の上で現金化することもあるでしょう。
そのような方はこの記事を一度ご参照いただき「どうやってカードの現金化リスクを回避するのか」といった内容を思い出していただければと思います。